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うつ病

①うつ病とは?

<ポイント!>

うつ病は気分(感情)に不調をきたす代表的な病気です。

「何だか憂うつな気分である、気分が落ち込んでいる」「「何をしても楽しくない、うれしいことも喜べない」といった気分に関係した症状がほぼ一日中、毎日、まとまった期間持続すると、仕事や家事などの日常生活を満足に行えなくなってしまうことがあります。

また「眠れない」「夜中に目が覚めてしまう」「食欲がない」「ぐったり疲れてしまった」といった不眠、食欲の変化、疲労感が現れたり、「自分は価値のない人間だ」「大変な病気にかかってしまい治らない」「このままでは経済的にも困窮して家族に迷惑をかけてしまう」といった極端な考え(うつ病に伴う妄想)にとらわれたりしてしまうこともあります。

さらに「自分は死んだ方がいい」と死に対する考えが頭から離れず、死んでしまいたいほど辛い状態になることがあります。

このような状態はうつ病の可能性を考えなければなりません。

原因もきっかけも様々

うつ病は、人それぞれきっかけや誘因も異なり、また何か思い当たる節(ふし)もないまま発症することもあります。

周囲からみて好ましいと思われる結婚や進学、昇進などでも誘因になることがあります。

重症度も軽症から重症まで様々です。

もし上記のような症状で苦しんでおられるのであれば、是非とも専門医の診察を受けられることをお勧めします。

②うつ病の症状

<ポイント!>

うつ病では下記のような興味や喜びの低下のいずれかの症状が必ずみられます。

  • ●「気持ちが沈んでいる、悲しい」といった抑うつ気分
  • ●「楽しいと感じるはずの活動でも興味や喜びが持てない」

よくみられる症状(状態)

このような症状がいくつかあって、ほぼ一日中、毎日、まとまった期間(2週間程度が目安)続きます。

また周りの人が「暗い表情でつらそうである」「落ち着かない」「涙もろい」「表情が全くさえない」といったうつ病の症状に気づくことがあります。

③うつ病の治療

<ポイント!>

うつ病の治療は人によって様々です。

お薬だけでは改善しないこともあり、専門医とよく相談をして適切な治療を行うことが大切です。

まず、十分に問診を行います。

まずどれぐらい重症なのか、すぐに入院が必要か、自宅で休養が可能か、あるいは仕事を継続した方がよいのかといったことを判断します。

他の精神的な病気や身体的な病気の可能性も考え、うつ病(あるいはうつ状態)であるがを診立てます。

そして病状に合わせて、うつ病とはどのような病気で、どのような治療が必要なのか理解して頂き、そのうえで精神療法や薬物療法を検討します。

治療が進んで回復の兆しが見えてきたら、再発に備えもとの生活へ復帰できるように援助や工夫を相談します。

焦らず治療に取り組んで頂くことがとても大切です。

④うつ病の症状で苦しんでおられる方へ

<ポイント!>

つらい症状は是非専門医にご相談ください。一人で悩まないでください。

簡単そうな病気ではない

「うつ病はこころの風邪」といったキャッチコピーがありましたが、果たしてそうなのでしょうか?

私は、多くのうつ病の患者様を診てまいりましたが、決して「風邪のようにすぐよくなる、簡単そうな病気」ではないと考えています。

周りから軽症のようにみえても決してご本人の苦痛は軽くはなく『生きるということにずっしりとした苦しみや違和感』を感じておられる方が少なからずいらっしゃいました。

だからこそ、一人で悩まずに早い段階で専門医に相談して頂きたいと願っております。