レキサルティ(ブレクスピプラゾール)の効能又は効果は、「アルツハイマー型認知症に伴う焦燥感、易刺激性、興奮に起因する、過活動又は攻撃的言動」となっております。
レキサルティとは?
レキサルティは「心のバランスを整える」働きのあるお薬です。もともと統合失調症やうつ病に使われてきましたが、近年はアルツハイマー型認知症にともなう「行動・心理症状(BPSD)」にも効果が期待されています。
行動・心理症状(BPSD)とは?
認知症では記憶の問題だけでなく、気持ちや行動の変化も大きな課題になります。たとえば、
- 不安やイライラ
- 攻撃的な言動
- 幻覚や妄想
- 落ち着きのなさ
といった症状があり、ご本人やご家族の生活に負担となることがあります。
どのように効くの?
レキサルティは脳の神経伝達物質のバランスを整えることで、
- 不安やイライラを和らげる
- 落ち着きを取り戻す
- 妄想や幻覚を軽くする
といった効果が期待できます。
副作用について
眠気やソワソワ感、体重増加などが見られることがあります。まれにふらつきが出る場合もあるため、高齢の方では転倒に注意が必要です。当院では定期的に体調や検査を確認しながら、安心してご使用いただけるようにしています。
まとめ
アルツハイマー型認知症に伴う行動・心理症状は、ご本人だけでなくご家族にとっても大きな負担となります。レキサルティは、そうした症状を和らげ、日々の暮らしを少しでも穏やかに過ごせるよう支えるお薬のひとつです。
<執筆者>
かめいメンタル・メモリークリニック 院長 亀井 聖史
- 精神保健指定医
- 日本専門医機構認定精神科専門医・指導医
- 日本認知症学会専門医・指導医
- 日本老年精神医学会専門医・指導医
- 日本認知症予防学会認知症予防専門医
- 日本精神神経学会認知症診療医
- 日本医師会認定産業医
- 臨床研修指導医







